神奈川県町村議会研修会にて

 11月16日(金)に山北町にて神奈川県町村議会議長会による自治功労者表彰式と研修会が開催されました。自治功労者(議員11年以上在職者)として湯河原町から土屋議員と杉本議員と原田議長が表彰され、私も先輩議員の雄姿をしっかりと拝見させていただきました。研修会には、「議会改革とマニフェスト」という題目にて、四日市大学総合政策学部教授でもあり、自治体議会政策学会会長であられる竹下譲先生にご講演をいただきました。竹下先生は三重県の教育委員会委員長をおやりになられた方でもあり、多くのご意見や教育長だった時の本音も聞かせていただきました。

 そのお話の中でも特に考えさせられたものを皆様にもお伝えさせていただきます。議員の役割は、当然ながら住民の意見を議会に持ち込み、行政側に伝える。また、行政の監視機関としてチェックする。この2つが大きな役割であります。そのためには、多くの方と意見交換をして、お互いに信頼をしあうことで、切磋琢磨し勉強しあうことが大切なのだと再確認させられました。先日ある方に、議員になったのだから勉強するという言葉はもう言わないほうが良い、とご指摘いただいたことがありましたが、私はそうは思っておりません。私は27歳という若輩者ですし、私よりも年上の方は経験値が豊富にあります。また、若い方からも素晴らしい意見をいただき勉強させられることは数多くあるのが現実なのです。私は、議員だからとか関係なく、何事に関しても『人生は常に勉強』というように考えております。そのために今回のような研修会もあるのですから。

 今日の議会運営のあり方も変わりつつある、という話もありました。特に委員会というものは合理主義のうえで行われているということです。湯河原町も委員会制度をとっており、私も環境・観光産業常任委員会に籍を置いております。委員会制度があることで、本会議の決議に力がなくなってしまっているという見解です。確かに、竹下先生のおっしゃることは理解できます。戦前はこのような委員会がなく、すべて本会議にて決議をとっていたのに、議会運営の合理性を求めるうえで、このような委員会制度が導入されたようです。これはアメリカから入ってきたようですが。

今回の研修会の後でも再度認識したのは、まちの議員がやることはまちの皆さんが住みやすいまちを創ること。これだけなのです。そのために何が必要で何をやるべきかをしっかりと考えないといけないのです。ぜひとも皆様のご意見をください。よろしくお願いいたします。

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